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2008年08月01日

8月ですね




8月になりましたね。
最近、ちょこちょこと短編小説(?)を書いていて、一応完成しました。
^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^

え〜ジャンルはコメディックホラー
略してコラー


それでは、どうぞ




と、いきたいとこでしたが
色々ありまして発表は先になりそうです。


それこそ、(;`O´)oコラー!


で、まあ、それだけだと芸がないんで
本来その作品内でメタ的に使うはずだったけど
構成の関係でバッサリカットした
コラーなネタをお送りします。





【つぶれた旅館の血痕死体】


 彼にに誘われて、過去に殺人事件があり、それ以来幽霊が出るといううわさの廃旅館にきもだめしに行きました。

 期待して真夜中の廃屋を巡ったのに、とくに何事もなくがっかりした私が
「なーんだ、何もいないじゃん!」と言った瞬間、
 バーンという音がして、今いる客室の戸板が倒れました。
 そして、その向こうの壁一面には赤い文字で





「結婚しよう」

 と書かれていました。
 はにかんだ彼の笑顔


 何サプライズ?



【つぶれた旅館の血痕死体:終わり】




 ごめんなさい。

 第二弾 全米が震撼したキャンプ場での惨劇
 あんなに楽しかったバーべキューパーティーでいったい何が!?

【凍った死者も話す夜】は封印しときます。

 でわでわ^^
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月02日

H.Nについての件



中島みゆき:あたいの夏休み

それ勝ってんのか? 結局一人で旅行してんじゃん
と思わずつっ込んでしまう往年の名曲ですね。

あんまし盆休み周辺に上げると
本当に泣けてくる瞬間があるので
とりあえず、早めに。

さてさて、HNバトンというものを見かけまして
普段は華麗にスルーなんですが
なんかリクエストがあったんで簡潔に書きます。

HNもそこそこ持ってますが
いつも適当です。大抵その場のリズムで決めます。
PNは結構時間をかけて考えることが多いです。

今回は姓名判断の字画の良いものを選びました。

トータル32画ですね。
村上春樹、宮部みゆきともに35画なので
物書きは35画がいいかなとも思ったのですが
オンラインは人間関係とか宣伝とか多少からんできますからね
自分の長所をのばしつつ、苦手なところを補うような……

特に小説家になろうではいろんな住み分けもあって

PNには
文筆家としての自分を表すもの
ネット活動を通じての自己表現商標
作品群を総括したブランドイメージ

としての3つの要素があると思うんです。

って長くなりそうなので、この辺で
早浪討矢というPNに、意味はあるようなないような

バトンはミクシーの方できちんと答えようと考えてます。
退屈な文章になりますけど。


でわでわ^^


夏休み……( ´_ゝ`)=3フゥ〜
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月06日

8月6日



 …トゥルルルル …トゥルルルル

 はい、もしもし こちらおっさんテレフォン
 なに〜!? 戦争がなくならない?

 そいつは大変だ! よし、解決するゼ
 会員No12 西条英機が換わってお答えします


 こんにちわ ローラ♪
 え、ローラじゃない。知ってます。

 えー、戦争がなくならない。という質問ですね?

 ところで戦争というのは根本的に、不平等が引き起こします。
 ここまではいいですね?

 じゃあ、世の中から不平等がなくなれば
 戦争もなくなります。

 これは、わかりますか?

 はい。じゃあ、世界の中で日本はわりかし平和な部類に属します。
 とりあえず戦争はしてません。
 じゃあ、不平等はないのか?

 いいえ。
 日本という国は不平等が横行しています。
 むしろ不平等から成り立っています。

 じゃあ、どうして戦争が起きないのか?

 それは世界の先進国、とりわけ日本という国が
 平和を維持するために

 不満を押さえ込み「負けた人」を諦めさせる仕組みを発展させてきたからです。
「負け組みの納得」をもたらす装置を開発し続けている、と言い換えてもいいかもしれません。

 これが世の中のからくりです。
 もちろん学校では教えてくれません。
 むしろ学校こそが、日本の平和という名のもとでの不平等分別装置であるからです。

 じゃあ、その負け組みを納得させる装置とは何か? というと
 それは……


 正しく美しい言葉、なのです。

「正しく美しい言葉」は、どんな意味でも込められる横滑りし易い言葉です。
 戦時中は、お国のためにと、言葉の頭につけて人々を戦争肯定に駆り立てました。反対する人は非国民と呼ばれ虐げられました。
 ちょっと前までは、世界平和のために、世界の中の日本の立場、ワールドスタンダード
 最近では、地球のために、地球に優しい、エコ
 こういうのが頭に付く言葉に、表立って逆らうと

 精神を、人としてのあり方すべてを否定する
 そういう仕組みになっています。


 ま、それはそれでいいんですが。問題は、この方法は不平等を、目の届きにくいところに追いやるという方法であって。不平等を根本的に解決したり、なくするためのシステムではないということです。

 だから、今日も世界の片隅で、ひっそり戦い、意味もわからず殺されていく人たちが後を絶たないわけです。

 あなたが、そのことに不満をもち、何とかしようと立ち上がっても、そこには大きな壁が存在します。

 社会学者の佐藤俊樹さんという人が提唱した理論を引用しますと

 不平等を被っている者が、社会に向けて被害を告発せずに、運だと考えて納得してしまうのはなぜか?

・なぜ自分が社会の中からはじき出されてしまっているかを、そもそも見たくない
・自分が「不当に恵まれなかった」と感じると、コミニュケーションがギクシャクしてしまい、周りから「イタイ人」として、敬遠されいやがられてしまう

 ということらしいです。


 たしかに、被害に気付かないことや、被害に甘んじることは
 あなたと同じように、それを被っている他の誰かの被害を見過ごすことに、つながっていきます。

 ただ、おじさんが言いたいのは


 うまくやれ!

 ということです。
 戦うべき相手は巧妙で巨大です。
 下手な感情の解放だけでは軽く捻られて、簡単に闇のほうに押しやられてしまいますよ。

 誰も手を引いてなんかくれないし、ときには仲間であればあるほど牙をむきます。
 若者よ。それでも、前に進むというなら
 そんな君に、この歌を送ります。


「ヤングマン!」 聴いてください








 あ! 間違えた。
© 早浪討矢 | Comment(2) | 日々のこと

2008年08月12日

オリンピック精神

いやーオリンピック始まってますね
頑張れニッポン!
と応援したいとこですが、多分あの人たちのほうが、僕の数百倍頑張ってきたと思うので、とくに言うコトも無いです。

サッカーバレー野球と、あまり個人戦の好きじゃない僕としては、楽しい日々を過ごしてますが
たまにマイナー競技とかみると面白いですね
女子ホッケーとか、面白かったな

個人的には女子バレーのポーランド戦がイチオシですね。
ま… 理由は別に…

てな感じで、わかりやすい柔道への移り変わりやバスケットの国際ルールとか、なんか爽快感があまりないんですが歳のせいかなとも感じつつ
やっぱ血がたぎってくるもんで

なんかやたらと戦いてえ
勝負してえ、

という気になってくるもんですなあ。

でも、インターネットの世界での勝負ってモノに、いかんせん透明性が少ないという現実の前に、なんかこう情熱のやり場に困ってしまいます。

小説でって手もありますが
かといって芸術と競技とショーはまた別もんですからねえ。

最近ノーパソの熱を持ったキーボード突付きたくなくて、マウ筋ってソフトDLして、寝っ転がりながらマウスだけでテキストいじりして、お茶を濁してるくらいですから。

と、とりたてて別にわざわざ書かなくてもいいことばっか、考えていますが、参加することに意義があると思い、とりあえず、こんな文章でもアップしてみた早浪でした。



ほなね〜^^
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月14日

真夏の夜の夢?




s-813kimo.jpg



 夏の夜といえばきもだめしですが。
 今日は、突然思い出したので大学生のときに体験した、きもだめしに関する不思議な話をします。
 特に怖い話というわけでもないんですけど…

 あ、まだポケベルとかの時代の話です。



 当時僕は中高生で作るボランティアサークルのようなものに関わっていて、というかOBの一人でした。
 そのサークルでは夏になると、20人くらいでキャンプに行くのが恒例の行事になっていてその年は湖に浮かぶ島にあるあまり人に知られていないキャンプ場に行きました。

 その島は湖岸から200メートルくらいの橋でつながれていて、一応島を2キロほどで一周する道路が舗装されているのですが、普段は車両進入禁止の杭で通行できなくなっています(もちろん僕らはきちんと手続きを踏んで市からその杭を外す鍵も借りていました)

 当然、子供たちの外泊ですからお目付け役というか保護者の大人が必要なのですが、なんか主催者の人とかその他のオトナが用事があって、3泊4日だかのうちその夜は高校生以上の人間は僕しかいませんでした(夜中には僕と同い年の友人が一人手伝いに来ることになっていましたが)

 というわけで、キャンプファイヤーなどの派手なイベントもできず、かといって遊び盛りの中高生がおとなしく寝るわけもなく、突発的ですがきもだめしでもするか? ということになりました。

 流れ上、唯一大人の僕が脅かし役というコトになり、島の真ん中にある山の山頂にある広場までの山道を、6人くらいの3グループに分けて往復するコースを取ることになりました。
 懐中電灯は各グループ一個ずつしか持たないことにして、高校生のリーダー格の三人を班長としてつけることになりました。そして別の高校生の一人Tを、スタート、ゴール係として麓に残すことにしました。

 僕はとりあえず上の広場まで出発することにしてTに、怖い話でもして20分ほど時間をつぶしてから、出発するように言い残しました。
 まあ、そんな気合を貼るようなイベントでもないしということで、僕は懐中電灯をつけて山頂の広場まで昇り始めました。どっか茂みの中からワーーって飛び出して脅かせばいいやって感じで、いろいろ良さそうな場所を物色しながら歩きました。

 実はその島は、車両進入禁止で普段あまり人が訪れないというコトで、過去に首吊り自殺が何件かありました。
 噂で聞くくらいで、正確にどの場所で自殺があったかは、その時は知らなかったのですが、結局僕が脅かそうとしたゲートボール場ほどの広場だったということでした。

 頂上に着いたとき、僕は脅かす場所を物色するより、他の生理的現象に悩んでいました。
 めちゃくちゃウンコがしたくなったのです。

 困りました。
 引き返そうにも多分第一陣はすでに出発しているし、第一ウンコしたいから一旦待って、なんていうのもカッコ悪い。ということで、その辺の茂みですることにしました。

 とはいえ、ウンコが見つかるのもかっこ悪いということで僕はなるべく広場の奥のほうでしようと茂みに分け入りました。
 広場はある程度お椀状でしたが、茂みの奥はかなり勾配のある崖上になっていました。樹木が生え揃って切り立ってはいなかったのですが、とても立って下りれるような緩やかさではありません。
 でも僕は逆にしめたと思いました。こんなとこ誰も覗き込まないからウンコしても見つからないと。
 僕は広場に懐中電灯を置いて、その勾配の下がった茂みに数歩入っていきました。

 そして僕は、いくらか分け入ったところでズボンを下ろして片手で木にしがみつき用を足しました。
 ティッシュペーパーは持っていたのでそれでお尻を拭いて。なるべく紙は遠くの方に投げやりました。

 木にしがみついた腕の筋肉が吊りそうなくらい痛くなりましたが背に腹は替えられませんでした。
 そして用が済んだとき広場の入り口の方から「討矢くーん」と僕を呼ぶ声が聞こえます。
 僕はあわててズボンをあげ、なるべく平静を装って何事もなかったかのように勾配を昇りました。

 茂みの中から、こっちに一直線に駆け寄ってくるTが見えました。
 僕は茂みから出てTに声をかけました。
「どうした? お前スタート係だろ?」
「討矢君、きもだめし中止になったから戻ろう」
 Tはあまり焦ったようでもなく言いました。

 なんかよくわからなかったけど、たいしたことじゃない感じだったんで、どうせ女の子の誰かが怖いとかグズッてるくらいのことだろうと思い、たいして理由も聞かず戻ることにしました。

 僕は広場に置いた懐中電灯を探そうとしてましたが、Tはとっとと先に戻ろうとします。
 僕は急いで、その辺の叢に放ったはずの懐中電灯を探して拾いあげ、後を追いかけました。Tは懐中電灯も持たずに山道を登ってきたようでした。
 Tはこっちを待たずに僕の2,3メートル先を小走りで下りていきます。僕はついていくのに必死でした。

 帰り道の途中一度だけTは振り向いて僕に「そこ、足元気をつけて」と指をさします。
 懐中電灯で照らすとしばらく平らだと思えた山道には傍らから木の根が延びていて、教えてもらわなければ、つまずいて転んでいたかもしれません。
 そんなこんなで僕らは麓に戻り、その夜のきもだめしは中止になり、子供たちを寝かせました。



   *  *  *



「その話の、どこが不思議なんだ?」
 夜中にやってきた友人と焚き火に当たってコーヒーを沸かしながら、その話をすると彼は尋ねた。
 子供たちは、とっくにそれぞれのテントに入り、寝静まっている。

「うーん。つまり戻ってみたら結局なんで中止になったか、よくわからないんだ」
「どういうこと?」
 醤油ーこと。とは当時は言えず、僕は訳を話した。

 子供たちが言うには、第一、第二グループが出発したあと、Tが突然スタート係を放棄して山道を登り始めたらしい。追いつかれた第一第二グループはTに戻るよう言われて戻っただけで、結局なんで中止になったかわからないんだって。

「ふーん」
 で、Tに聞いても、なんか要領を得ないというか…… どうも覚えてないみたいなんだよな。
「どういうこと?」

 またまた醤油ーこと。ともいえず。
「まあ、追求して変なことになる前にとりあえず寝かすことにしたんだ」
「変なこと?」
「一部の女の子がさ、あのときのTの目つきが変だったっていうんだ」

「変って?」
「つまり、なんかに取り憑かれたんじゃって」
「マジで?」
「いや、どうだろう? そんな目つきまで気にしてなかったけど、そんな変でもなかったぜ。まあ、他の奴に言うなって口止めしたけどね。他の子が怖がって寝なくなっても困るから……」

 でも、確かに不思議なとこはあるんだよな。
「例えば?」

 なんでアイツ、俺が隠れてた茂みに迷いもせずに一直線にやってきたんだろう。
「なるほどな」


「ただ、悪意はないと思うんだ。たとえ何かが取り憑いていたとしても。俺が木につまづかないように助けてくれた訳だし」
「もしかしたら……」
 口を挟んできた友人に、僕は尋ね返した。
「もしかしたら?」

「いや、この話。あまり追求しない方がいいのかもな」
「……そうだな」
 その時、焚き火で沸かしていたヤカンの笛が鳴り、僕らはマグカップに熱いお湯を注いで、コーヒーを飲んだ。
 夏の世の闇を照らす、炎の揺らぎを見つめながら。

 
 そんな感じで、結局その話は、そのまま立ち消えになった。

 今回たまたま思い出したけど、今も付き合いのあるその頃の友人や後輩たちと、その話をすることは、もうない。
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月18日

イメージの回復

 同じような夢を繰り返し見ることってありませんか。
 それは、どんな夢?



 ……なんて質問を、会話に困ったときはしていまして。
 これはbreak the iceといいまして、即席で作られたグループなんかの気まずい沈黙や硬い緊張をほぐすための、話のタネのことをいうのです。


 いや、別にそれはどうでもいいんですが、最近夜が涼しくなってきて、よく夢を見ます。
 というか、普段も見ていたのでしょうが、起きたときはあまり覚えていなかったんです。でも、ここ2,3日ちょっと印象に残るようになって来ました。
 なぜなら



 芸能人が登場するからです。



 今日の夢は、ダチョウ倶楽部の上島竜平と押切もえと華原朋美と小室哲哉
 もちろん夢なのでストーリーは支離滅裂なのですが
 覚えてる限りでは

 上島さんに電車代を出してもらって帰省すると
 故郷の文房具屋に、押切もえデザインの変な形の眼鏡が大量に売れ残ってて、店員さん曰く「やっぱエビちゃんじゃなきゃダメね」ってため息をつかれ

 朋ちゃんのためにTKが作った曲がリリースされてて(夢の中だから、いろいろ混同が…)
 その曲が昔僕が作った曲と似ていたので、やっぱ俺ってスゲー!と軽く調子に乗りながら、文房具屋の店員の前で必死に思い出しながら譜面に書き起こす

 という変な夢でした。明日には多分忘れてしまうでしょう。


 ま、夢占いはしてないんですけど、全体の印象としては発想が老け込んできたな。という気がしてます。
 なんか冷え性なんで、起きたら体硬くなってるしねー



 なんて文章を知り合いのブログで見つけると、なんかガッカリな気分になると思うので、今回はあえてあげてみました。

 だから何?

 って言われても……
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月21日

なんか寒い…

 え〜っと、デスクトップのフォルダー整理をしていたら、1月頃に書いていて、いろいろ忙しくてお流れになってたプロットが出てきたので公開します。多分、もう書かないしね。





「二月プールの氷の上で」



中学生だというのに依存心が強く、上位者の命令に従うだけで、主体性のない主人公
日曜日。科学部部長・綾音先輩に誰もいない学校の、冬のプールに呼び出される
科学部顧問の先生の結婚式が昨日あった。二人で科学部代表として花束を届けた帰り道の会話
綾音先輩には彼氏がいるらしい。
お前まだキスしたことないらしいな


そんなわけで綾音は主人公を呼び出したらしい

繰り返すが、お前はまだ人生の中でキスというものを経験したことがないのか?
キスどころか女の子と手をつないだこともないですよ。
そこで私は考えた。と綾音。
お前のファーストキスを私がプロデュースしてやろう。
そんな……やめてくださいよ
いや、これも科学部部長としての務めだ。
そこで、私はどんなシチュエーションが最高のファーストキスなのか考えた。

氷の上でキスをしたら最高なのでは?

もう昼過ぎてますよ。いくら寒いといっても
気温は5度くらいあるんじゃ
バカだな、それでも科学部員か?
対流の無い、閉塞された水槽のようなこのプールの水温は、この日中氷点下を常に下回っている。
私の推測では、氷の厚さは5センチを上回っているはずだ。

科学に必要なのは実験による実証だよ。

お前には自信が足りない。

ところが二人の乗ったプールの氷が割れ、二人は水の中に落ちずぶ濡れに


化学室に移動。
なぜか学校の鍵を持っていた綾音。忍び込む。こうこうと燃え盛るストーブ。
裸の姿を見られぬよう主人公に制服のネクタイで目隠しさせる綾音。

熱気と濡れた服を干して蒸れた室内。
女の人の香り。
裸の姿を妄想してしまう主人公。


ファーストキスの感想は? 耳元で綾音の声。
驚きの声を上げた主人公に
大声出すなよ。見つかるぞ。

確かにプールに落ちたとき、キスの予行演習のはずが、偶然綾音の唇に触れてしまっていたのだ。
冷たい水しぶきに包まれながら、ほんの一瞬のやわらかな感触が、体を熱くさせていたことを回想する主人公。

ひそひそ声で会話する二人。
「あ、あんなのキスじゃないですよ」
「そうか? ならいいが、人生初めてというのはとても大事なものだぞ」
「先輩はどうだったんですか?」
そして、綾音はしぶしぶファーストキスの思い出話をはじめる。
どうやら彼氏とは別れたらしい。


薄暗くなってきた。服はもうすぐ乾いてしまう。
微かな嗚咽が洩れてくる。笑っているの? 泣いているの?
唐突に目隠しを外される。


綾音はもう服を着込んでいた
高笑いする綾音。
ははははは。残念だったな。そっちの初めては自力でなんとかしろ。



小道具。
綾音の別れた彼氏、実は顧問の先生。

話を聞く。勇気の行動。綾音の命令を拒絶。逆に綾音に命令。

そしてセカンドキス。
「先輩。今までのことは忘れてください、これが僕の、そして先輩のファーストキスです」

震えながら、徐々に近づく二つの唇。







カーーーット!

でもやりすぎじゃないですか部長。勧誘演説の放送用映像ですよ。いいんですか先生?
部長じゃない。前部長だ! バカだな、コレくらいやらなきゃ、今時科学部に入ろうなんて奇特な奴はめったにいないぞ。お前の代で廃部になっちゃうぞ!
 で、でも……

「いいんじゃないかな? 面白そうだし」
 顧問の星川先生♀(軽くミスリード)がのんきな声で答える。

 柳田、命令だ。この映画を春までに編集して、新入生の前で上映するんだ!
 口ごもる主人公
 返事は!
 は……はい。





  −おわりー



「ドキッ☆ファーストキスをプロデュース!?」
 なんてタイトルの方が客は呼べそうだけど。






次回は12月頃、弥招さんに触発されて書いたSFプロットです。

バイなり〜♪
© 早浪討矢 | Comment(4) | 日々のこと

2008年08月22日

早浪的SF論





 去年の冬場、某所でSF短編を書くことが推奨されてまして。

 で、早浪は考えました。
 SFとはなんぞや?


 あくまで、個人的な感想ですが。ハード系のSFってのは、SF的要素そのものをテーマにしているわけではなく、結局人間の精神の深遠。みたいなものを抉り出すことを目的にしているような気がしてます。

 将来の世界に対する漠然とした不安感やら、官僚的管理社会での個人の生きる充足感やら閉塞感やら。

 逆説的に考えると、そういった精神や心理状態をテーマにしたプロットをSF的ガジェットで着飾れば、ハードSFっぽい小説が作れるのではないか。

 という安直な発想から作ったプロットです。
 パロディーというか元ネタがありまして、第一次世界大戦の頃植民地のインドに訪れた英国の青年将校のエッセイを下敷きにしています。


 というわけで、色々思惑やら、思想やらが錯綜しまして、結局矛盾点を解決できず、小説化には至らなかった次第です。はい。

 では、どうぞ^^






 「月が自由を嘲笑う」


 月から投下される物資の軌道が自由民たちの居住区から15キロも離れた荒野へ流されたため、僕が管理する保安用ヒューマノイドはその作業の使いに出していた。

「とにかく大変なんだ。助けてくれよ」
 居住区の町長の訴えに僕はポリスボックスの入り口で夕景へと傾きかけた空を見上げ、中空の真っ白な三日月を恨むように見つめ、ため息を一つついた。

「オーケー、とにかく行ってみよう」
 僕は町長の肩を軽くポンポンと叩くと、踵を返してポリスボックスのロッカーの鍵を開け、硬質ゴム弾のショットガンを取り出した。

「ありがてぇ」
 いかにも貧しげな身なりをした町長は安堵の吐息を漏らすと僕を案内するために、先導して町の片隅へと小走りに進み始めた。


 百年前に人類が月へとたどり着き、その物資によってエネルギー問題が解決へと向かったとき、戦争と飢饉と資本主義富裕によって生み出された格差社会は、新たな、政治組織による新格差社会を作り上げた。

 その切っ掛けが無尽蔵にも思える、月の鉱物と宇宙空間における太陽光との化学反応による、代替エネルギーの発見と、ヒューマノイドと呼ばれる、ま、簡単に言って人型ロボットの開発である。

 ヒューマノイドは人類から殆どの肉体労働を無くし、その開発会社の制御プログラムが結果的に人類を支配した。
 開発会社は公社化し、利権を拡大し、最終的には国境をなくし、世界の政治を一つの組織としてまとめあげた。
 とはいえ、それは人ではなく、プログラムである。
 それも基本は単純、国連憲章よりも簡単。
 単純なヒューマノイド三原則である。

 第一条 ヒューマノイドとその管理者は人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ヒューマノイドとその管理者は人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条 ヒューマノイドとその管理者は、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

 この三原則に違反したものは直ちに、ヒューマノイドとその管理権限を剥奪される。
 それは携帯電話を所持する機会を奪われるが如く、この時代の人生において大部分の快楽活動の停止を意味していた。

 もちろん、人それぞれ主義主張はある。
 ヒューマノイドへの依存と月面公社への反発を露わにする団体や思想もある。
 しかし彼らとて、この高度に発達した代替エネルギー社会の中で、これらと係わり合いにならず生きていくことは不可能になっていた。
 しかし公社は彼らを抹殺しなかった。むしろ政治的思惑から彼らの存続を支援することを望んだ。
 そして、地球には僅かばかりの開拓地と自由民たちのコミュニティーが点々と存続することになる。


 そんなことを説明的に考えながら、僕は町長の背中を追った。
 彼は自由民のなかでもさらに貧困層の住居が立ち並ぶバラック長屋の方へ向かっていく。
 あたりには野次馬の人だかりが出来ていて、口々に囃し立てたり、勝手な憶測をのたまわっていた。

 酒場のアルバートが持つ、前時代的な、しかも違法チューニングが加えられたヒューマノイドが暴走したらしい。
 故障にも関わらず安全装置が作動してないのだ。


 そんな噂話を耳に受けながら、現場へ急ぐと、白黒の制服を着た、僕に気付いた住民達の視線が嫌な感じで肌に絡みつく。
 彼らはいつも癇に障る目で僕を見る。

 断わっておくが、僕には自由民を差別する気持ちはまったく無い。

 むしろ最大限の敬意を払い、この新格差社会における彼らの立場を尊重し、むしろ自分達公社に対して否定的な感情さえ持っている。

 で、なければ誰が好き好んで、むろん志願したわけではなく辞令が出たため仕方なくと言う面もあったが、地球に降り立ち、自由民の居住区の保安官になろうなんてするものか

 だが思想と現実に彼らと接するときに生まれる感情とは、また別である。

 彼らの生活を目の当たりにするとき、その怠惰で無目的な人生観に、僕は苛立ちを感じずにはいられない。

 そもそも彼らは何のリスクも追わず、公社から彼ら自身の生活に必要な最低限の物資は、配給で無償で受け取れるのだ。
 ただ束縛されたくないという理由で自由を叫び、うつろな目で重力の底を這いずっているだけじゃないか。

 もちろん彼らの正義は良くわかるし、無償の物資も公社の暴力性管理プログラムからの押し付けであること、そういう状況におかれて真摯な心理状態でいられるわけが無いと言うこともわかっている。

 でも…

 そのときヘッドギアが骨伝道音声で警告音を脳内に響かせた。

 村長が立ち止まる。
 広場を遠巻きにした群衆の輪の中で、暴走したヒューマノイドが停止していた。
 右腕だけを高々と頭上に上げ、天井扇のようにゆっくりとグルグル回したままで。


 僕を見て群衆が喚声をあげた。
 普段あれほど、公権力の犬を見るように、僕を蔑んでいた無数の目が、今は期待でキラキラ輝いている。

 いや、正確には僕に期待を抱いたわけではない。
 これから繰り広げられるショーを期待しているのだ。

 日々の怠惰に退屈していた精神が、原始的な記憶を喚起させ、一瞬の熱情を甦らせているのだ。
 さっきまで不安に怯えた彼らは、その血走った目で、心の中で「殺せ」とさけんでいるのだ。

「ちょっと待ってくれ」
 飲み屋のアルバートが近寄ってくる。
 あれは奴の所有物らしい。
「なんだよ、その銃?」 
 僕の変わりに町長が答える。
「やつの土手っぱらに弾丸を撃ち込むのさ、このままじゃ危険だ」
「ちょっと待ってくれよ保安官。何も壊すことはないだろう。ちょっと暴走はしたが、今は大人しくなった。な、アレの代わりを手に入れるのにいったい幾らかかると思ってるんだ。たのむよ。穏便に停止させてくれよ」

 僕は答える。
「保安用のヒューマノイドは、物資搬送のため戻ってくるのは5時間後だ。それまで、このままでいろってのか?」
「そうだよ。3原則プログラムは生きてるんだ。このまま人が囲っていればあいつは暴れたりしない」

「何言ってんだよ」横から年配の女が口を出す。
「アタシの子はね、アイツが壊した板壁に躓いて、足を切ったんだ。かわいそうに3針も縫ったんだよ」
「何言ってやがんだ、てめえの娘が勝手に転んだんじゃねえか、オレのヒューマノイドのせいじゃねえよ」

 僕は町長に尋ねた。
「今の話は事実ですか?」
「ええ、他にも軽くですがケガをしたものが4,5人…」
「おいおい!」アルバートが口出しする。
「だからって、アイツを破壊する理由にはならねえだろ。惑星法に反してるぜ、それとも公社が奴の修理代を保障してくれるってのか? その頭につけてる無線機で公社に問い合わせてみてくれよ」
 アルバートの悲痛な叫びに味方してやれるのは僕だけだったが、残念ながらヘッドギアは大気圏上の磁気霧のせいで、月への連絡は途切れている。
 第一、そのせいで物資の軌道がずれて保安ヒューマノイドを用事に出す羽目になっているのだ。
 僕は静かに返答した。
「あなたのヒューマノイドは違法な改造がなされてますね。公社が保証金を出すことはありません。もしこれ以上の被害が出ると、町民の申告によってはあなた自身の身柄が拘束されることになりますよ」

 アルバートは押し黙った。
 僕は町長に続けて尋ねた。

「どうします? このまま人垣で包囲し続けてヒューマノイドの帰還を待てば、アルバートさんのマシンをこれ以上壊すことなく完全停止させることは可能ですが」
「しかし」
「連絡は取れませんので正確なことはいえませんが、町長さん。あなたの許可が下りれば危険性を考慮した緊急措置ということでゴム弾を打ち込むことを許可する判例があります」
「そうかい。アルバートには悪いが是非お願いします。けが人が出てるし、町民は不安で興奮状態に置かれてる。できるだけ素早い処置で町に平穏をとりもどしたんだ」
「わかりました。では緊急措置をとりましょう」
僕は銃にヘッドギアから伸びるシールド配線を取り付け、アルバートのヒューマノイドのデーターを送った。

 そして銃を構え銃口をヒューマノイドにあわせる。

 町民から喚声が上がる。

 僕は照準がロックオンされたのを確認するとヒューマノイドに5歩近づいた。

「ウエストタワー側のみなさん、僕が3つ数えたら一斉にそちらの道をあけてください。ヒューマノイドを追いやります」

 3… 2… 1

 タワー側の人垣が慌てて崩れる。
 ヒューマノイドは鈍い音を立てながら、開いた道へ逃げ出そうとする。

 奴の最大移動速度は象なみだ、残念ながら小走りで十分追いつける。

 僕は万が一弾がそれても住民に危険が無いことを確かめると最初のゴム弾を撃った。

 鈍い音がして。


 彼らから喚声が上がる。
 彼らにとってはこのショーは日頃の怠惰に風穴を開ける扉ということだけではなく。日頃重力に縛り付ける公社へのうっぷん晴らしでもあるのだろう

 それは僕にとっても同じだった。
 もちろん不満など無い。
 だけど、あのヒューマノイドはどうだ? 人間に良いように操られ、原型を留めないほど継ぎはぎされて、酷使され、使えなくなったら殺してしまえ。
 悲惨な操り人形。

 しかし…… いや、むしろあれは僕自身の姿でもある。


 理不尽な仕打ちの前にあらゆる感情を押し殺し、
 僕は僕自身を殺そうとしている。



 なぜだ?

 広場の真ん中で、ヒューマノイドが咆哮をあげる。


 誰が僕に引き金をひかせてるんだ?


 オイルが血のように染み出して堅い広場の地面にたまりを作っている。

 機械は完全に停止している。

 それでも、僕は続けざまにさらに5発の弾丸を撃ち込んだ。

 僕は僕自身を破壊し、完全に息の根を途絶えさせた。


 村人は狂ったように喚喜の嬌声をあげ、アルバートは膝を折り地面に手をつけて突っ伏せている。

 僕は踵を返し、彼らの輪の中を静かに去った。
 誰にも気付かれないように。
 村人が心を平静にする前に。

 彼らはこの話で2,3日は話題に事欠かないだろう。
 もしかしたら、この先ずっと機会があるごとにこの話を持ち出すのかもしれない。

 しかし、すぐに現実が彼らを平静に引きずり戻すだろう。

 そのとき僕は、あいかわらず公社の犬で、引き続き彼らはそんな視線で僕を蔑むように見つめるのだ。

 ポリスボックスへ戻る道をひとり歩きながら夕暮れの居住区の風景の中で考える。

 僕は引き金をひいた。
 そして快楽を感じた。
 それは公社への忠誠の快楽でも
 民衆を守る正義感でも
 単なる破壊への衝動でもなかった。

 僕はただ、彼らの蔑む僕への視線を一時でも僕から離したくて、僕の身代わりへ弾丸を撃ち込み続けたのだ。

 夕闇が包む町の上空では、藍色に濃く染まりゆく空で三日月が僕を嘲笑うかのように輝いていた。



 −おわりー






本当はヒューマノイドの暴れるシーンで、千切れかけた右腕をプロペラのようにグルグル振り回す描写を書くつもりでいました。
結局、ゴム弾で破壊することに爽快感やカタルシスがなくなったので、やめましたが。

上の曲のポールとビリーのドリルピッキングの部分がインスピレーションを与えてくれる予定だったのですが……。



それでは、今日はさようなら。


次回は、僕の好きな映画について語ろうかな?
なんてね。
© 早浪討矢 | Comment(2) | 日々のこと

2008年08月23日

……秘密、守りますか?



 え〜っと、物語の世界では秘密というものは

 後々、自ら語って信憑性を高めるためのプロセス。
 もしくは、暴かれるための、ネタ振りってのが定番ですが。



 で、これ内緒なんですけど。



    ・
    ・
    ・






 今、小説を書いてます。
 投稿するのは来週頭くらいになるかな。

 ま、月曜日をお楽しみに。

 何々? 興味がないって?

 


♪〜( ̄。 ̄)知ったこっちゃナイねー
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月24日

あの頃、好きだった映画

あの頃って何時だよ?
って話ですが、その映画。地上波で見たのは一度っきりです。

タイトルは「Cross roads」

クロスロードというタイトルの曲は、クリームというかエリッククラプトンで有名ですが、実はあれはもともとロバートジョンソンの曲をカバーしたもので。ロバートジョンソンという黒人ブルーズギターの創成期を支え、かつ早逝した(ダジャレじゃないよ)伝説のミュージシャンがこの映画のモチーフになっています。


主人公は、ベストキッドのダニエルさん役の俳優。
舞台は80年代後半のアメリカ(その頃はリアルタイムだったわけですが)

ジュリアード音楽院に通うダニエルさんは苦学生。クラッシックギターを専攻していますが、実はブルースも大好き。実技試験でトルコ行進曲を弾いてる途中でブルース即興を入れてしまい、試験官に苦言を呈されるおちゃめな少年。

ある日バイト先の養老院で伝説の黒人ブルースハープ奏者に出会います。
始め、人まちがいだと否定していたおじいちゃん。ある日ダニエルさんがブルース魂を見せるためギターを持ち込み弾いてみせると、おじいちゃんは「ここから出してくれたら、ロバートジョンソン(実在した故超有名ブルースマン)の未発表の曲を教えてやる」と提案。
二人は計画を練って真夜中に養老院から脱走し、結局ニューヨークからブルース発祥の南部の街まで旅をすることになります。

ここからはロードムービー。
17歳の家出娘と知り合って、売春騒動に巻き込まれたり、白人専用のBARで、ブルースマンのおじいちゃんが差別に会うさまを目撃したり。逆に黒人専用のBARでからまれて、ブルースを弾いて難をのがれたり。

で、もともと反発しあってたダニエルさんとおじいちゃんは次第に仲良くなり、おじいちゃんはこの旅の真の目的について告白する。
ここからは一気にファンタジー

南部にある街のとある四辻で悪魔を呼び出す儀式をして、契約を結ぶとブルースマンとして富と名声を手に入れられる。
ロバートジョンソンもそうだったが、絶頂に達したとき殺されてしまった。
おじいちゃんも契約したが、結局頂点にまでは辿り着けず、今では何一つ手に残っていない。
死を恐れるおじいちゃんは、悪魔に再び会って、あの契約を破棄したいのだという。

まるで信じないダニエルさん。
ところが四辻についてみると、暗雲が辺りに立ち込め、黒塗りのロールスロイスがやってきて停まり、黒いシルクハットとスーツ姿の黒人の悪魔が降りてくる。

「契約は無効だ」と叫ぶおじいちゃん。
「いや、お前は確かに手に入れた。お前はじきに死ぬ」と悪魔

「ブルースバトルで再び勝てば、願いをかなえてもらえるか」
「もう、お前には無理だ」

「じゃあ、代わりにオレがやるよ」思わず口をはさむダニエルさん。
 おじいちゃんは停めようとするが、まるで信じてないダニエルさんは強気。

 そして二人が連れて行かれたのは、黒人の教会を改造した、ライブハウスというかクラブ風な場所。
 そしてそこにはなんと、超絶速弾きHMギタリスト、スティーブ・ヴァイが……(劇中ではジャック・バトラーという役名です)

 そこに来て、軽くビビるダニエルさん。
 でも勝負を挑まれ舞台へ、

 で、この動画

 



 ギターデュエルというおシャレなタイトルでUPされている動画ですが、やっぱイカ天世代のボクにしてみれば、ギターバトルといったほうが、しっくりきます。

 さてさて、本題のバトルの話ですが、
 ブルースやジャズの即興(アドリブ)の掛け合いのように展開していきます。

 最初、ヴァイ先生が蒸気機関車の音マネから入ってきますが、これは旅の途中におじいちゃんが、鉄橋を通り過ぎる列車を見て何気なくハープで機関車のマネを吹いてたところに、ダニエルさんがブルージーだ! と感動してギターでさらにそのマネをすると、おじいさんにダメ出しをくらい。
「機関車の音も引けないで、何がブルースだ」
 と罵られたことが布石になっていて。

 ダニエルさんはバトルでは見事クリアいたしました。
 そして、ギター単体のフレーズの応酬が続きます。ヴァイ先生がダニエルさんのテクを品定めするように、指板を見せ付けてコピらせます。
 なんとか喰らいつくダニエルさん。

 ある程度実力を認めたのか、ジャケットを脱ぎ、本気モードが始まります。
 いよいよヴァイ先生はバックバンドに演奏を促し、ブルースセッションが始まります。と、いっても結局HR的速弾きテクバトルなんですが。女性ダンサーが舞台を扇情的に踊りまわると、おじいちゃんも助っ人として舞台に上ります。

 で、音楽とコード進行が佳境に入ったときにヴァイ先生とっておきのスーパーテクが炸裂。必殺技トークギターの片鱗をお披露目し、ギターで喋りながらお辞儀をしていきます。

 演奏が停まり、拍手喝さいの会場、勝ち誇るヴァイ先生。
 おじいちゃんも含めその場にいた誰もが、ダニエルさんの敗北を確信したとき。

 鳴り響くギター指弾きトリル。驚いて静まる会場。
 スポットライトに照らし出されたダニエルさんが、舞台の上で繰り出した曲は、なんと。


 クラッシックの鬼才、作曲家でありながら自身も超絶技巧派ヴァイオリニストとして名の通っていたパガニーニのギターアレンジをさらに速度を上げて弾き始める。


 ゴスペル教会に鳴り響くカプリースNo5・エレキアレンジと黒人たちの拍手の渦。
 
 青ざめたヴァイ先生もコピーを試みるが失敗。


 かくして、ダニエルとおじいちゃんはバトルに勝利し、悪魔は契約書を破り捨てたのであった。


 −おしまいー



 と、まあ語り始めると長くなるので、自己紹介型の記事はあまりあげないのですが、今回はもう少し。

 ブルースの話でありながら、ハードロックギターのバトルで優劣をつけようとし、結局クラシックテクニックで勝敗がつくという、文字にすると誰もが唖然とするはずの驚きの結末ですが。
 映像の雰囲気とヴァイ先生のテクニックの前に不思議と納得し、感動してしまいます。

さらに映画の音楽は、実はライ・クーダが担当していて、南部の田舎の情景とルーツ音楽が融合した、見事な映像美を演出しています。
もちろんバトル部分はスティーブ・ヴァイ先生ですが(ダニエルさんのパートも)


 てなわけで、少年の成長と恋、老人の死への恐怖、歳の離れた友情。と、展開はわかりやすいベタ展開の組み合わせ。だけどガジェットは恐ろしくマニアックという風変わりな映画です。
 当時の田舎町のギター少年とバンド少年には異様なくらい盛り上がったけど、恐ろしく一般受けしなかった映画です。

 DVD化されているかどうか知らないですけど、レンタルビデオ屋に行ったら店員さんに聞いて探してみてください。


 明日はいよいよ、早浪討矢としての第二作になる小説が書きあがる予定です。
 ジャンルはホラー、まだ夏だしね。
 タイトルは「タクシーの怪談」

 って、またベタな…… 内容は、う〜ん、……ほぼ落語です。



 でわでわ^^
© 早浪討矢 | Comment(4) | 日々のこと

2008年08月25日

企画もの初投稿!

oo824.jpg



いや〜、ひさびさのらくがきです。
夏も終わりなんで、PCの人はサイドバーに貼ってある、今週の音楽も聴いてみてくださいね。


ところで
小説投稿しましたので、ごあいさつ。
「タクシー運転手の悲劇は続く」

身内企画もの参加作品です(〃∇〃)



てな感じで、
バタバタしておりましてスミマセン。

それじゃ"(@´▽`@)ノ""" バイバーイ
© 早浪討矢 | Comment(2) | 日々のこと

2008年08月29日

小説家になろうが無くなる?

どういうこと?

しょ…… ゴホン。いや、それはそろそろ止めときます。

 続きを読む
© 早浪討矢 | Comment(0) | 日々のこと

2008年08月31日

悪魔は再び舞い戻る







mori.jpg




と、いうわけで
最近、マーケティングのためにリライト作品を何個かUPしましたが
とりあえず、これで最後。
しばらくはリライトは書かないかなあ。

しばらくって言っても一月先か十年先か……


てな感じでコチラ↓

「悪魔は再び舞い戻る」


じゃ、そんな感じで
なんかリンクだらけだけど、最後は動画で



Mötley Crüeでwild side



ではでは^^

次回予告「長々と間が空いちゃいました」の巻
絶対、見てくれよな!
見なきゃ、お仕置きだっちゃ♥
© 早浪討矢 | Comment(2) | 日々のこと
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